今の時代に洋服をわざわざ手作りする意味。
それはずばり「暇つぶし」だと思っています(笑)
だって巷には安くて充分な品質で、デザインも豊富な既製服が溢れかえっています。
私もよーくお世話になっています。
上手に作れるかどうかもわからないのに、そして作った服が似合うかどうかも分からないのに時間をかけてわざわざ手作りするなんて、興味が無い人から見たら正気の沙汰とは思えないでしょう。
モノが無かった戦中、戦後だったら、要らなくなった服を解いて作り直すことは死活問題。大いに意味があったでしょう。
また、既製服の粗悪品が多かった40年~50年前なら、手作りした方が仕立てが良くておしゃれな服が着れたことでしょう。
さらに、ファストファッションが今ほど発達していなかった30年、40年前なら、生地を買ってきて作ったほうが安くできたかもしれません。
でもね、今や買った方がずっと安くて、たくさんのデザインの中から自分に似合う服を選べて、いいことばかりなんです。
自分のサイズが作れるということは少しは意味があるかもしれませんが、これも最近ネットやマルイのオリジナルブランドで、豊富なサイズが揃っています。
だからわざわざ服を作ることに残された意味は「作る楽しみ」だけだと私は思っています。
言い換えるなら「暇つぶし」。(怒られるかな?)
だけど、モノを所有することに多くの人が飽きてきている現代、「楽しみ」「暇つぶし」といった自分だけの体験を所有することは、実はとても質の高い生活なのではないでしょうか。
ただの「暇つぶし」ですから、失敗を恐れることなく、材料の無駄を心配することなく、さらには上手にならないことを嘆くことなく、思う存分素材やデザインにこだわって、思う存分無駄な時間をかけてどうぞ楽しんでいただきたいと思っております^^
「無駄に楽しい時間を過ごす」
これぞ人生の究極の目標だと私は思っておりますので。
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